今日は屈折検査と視力検査の日だった。
折しも台風18号が近海で停滞していて、大雨だ。
なんだか病院に向かう足どりも重い。11時の予約で、30分ほど待って、「しぇるさ〜ん」と呼ばれて中に入る。
屈折検査の器械の前に、なるなるをひざに据えて一緒に座る。が! やっぱり思った通り、なるなるはイヤがってやってくれない。前回はなんとか測定出来たが、今回は全くムリといった感じだ。「イヤだ!イヤだ!」の連発で、「これが終わったらドーナツ食べに行こう」「アンパンマンのおもちゃを買おう」といった、私がとっさに口走った甘いワナにもはまることなく、見事拒否してくれた。
練習してきた視力検査は「だ〜いしゅきなの。」と、やりたそうだったのだけれど、こっちは屈折検査が終わらないことにはやらせてもらえないようで、結局練習したのも意味な〜し、ってことだ。
「幼児の視力検査は神業です」という、掲示板の先生の言葉が、頭をグルグル回る。おっしゃる通りでございます・・・・。
先生に呼ばれて診察室に入る。
「ん〜?なるなるちゃん、イヤなのかな〜? 今度はガンバッてよ〜約束だよ〜」
若い男の先生で、前回はなんだかいい印象が無かったのだけれど、今回は話を無視して回転イスをグルグルしているなるなるにも、検査が出来なくて落ち込む私にも、優しい言葉をたくさんかけてくれて、一気に点数アップだ。(ゲンキンな私である。)しかし、なるなるの瞳に光を当てて観察していた先生は、「内斜視ですね。」と軽く言うと、ささっとカルテに付け加える。あ〜あ、強度遠視で、弱視で、内斜視か・・・もうどうにでもしてくれよ、って気分だ。
結局、今日はな〜んの検査も出来なくて、予備検査をすっとばして、今度いきなり精密検査をすることになった。
2週間後の精密屈折検査に備えて、点眼薬が処方された。硫酸アトロピンという名前だ。『硫酸』というだけで、高校の化学を思い出してなんだかコワそう、と思ってしまった。これは目の筋肉?で視力を調整する力を麻痺させる薬だそうだ。(調整麻痺剤)。子供は遠視であっても、自分の筋肉で焦点をある程度調節することが出来るらしく、正確な屈折率が測れない。それで、この薬を点眼して、その神経をマヒさせてしまうのだ。同時に瞳孔も開くので、しばらくは非常にまぶしがるらしい。かなり強い薬なので、1ヶ月は影響が残るんだそうだ。なんだか怖いなあ・・・副作用で熱が出ることもあるって言ってたし。最終的に眼鏡を作るのは、薬の影響が切れる11月になるという話だ。なんだ、随分先だなあ・・・。今日から眼鏡だ、と勝手に喝を入れてた私だったので、少し拍子抜けした。考えてみれば、精密検査してからっていうのは至極当然な話だ。
帰ってからまたまたインターネットで検索する。パターンになりつつあるな。内斜視というのが気になったのだが、これはなるなるの場合、遠視によって誘発されてるもので、眼鏡で遠視を矯正してやれば、斜視もなくなるものらしい。ああよかった・・・斜視の手術までしなきゃいけないのかと思ったよ。
夜、寝る前にとうちゃんがなるなるに目薬をさしてやった。先生が「しみると思います」と言ってたけど、ホントにしみるらしく、泣いていやがる。あーあ、泣いたら薬が流れてダメなんだけど・・・とトホホな気分になるけれど、今日は初めてだし、ということでオッケーにしておこう。これから2週間、このイヤイヤと闘うのかあーと思うと、またまたちょっとブルーになったしぇるであった・・・・