(1999.10.15)


時々、なるなるがこのまま弱視でいたら一体何が困るんだろう?と考える。
なるなるが産まれて3年間、片目が悪いなんて全く気づかないくらい、彼は普通の、いや普通よりもかなり元気に飛び回る子供だった。片足でケンケンもできるし、高いところから飛び降りることも出来るし、ちいさな数字も読めるし、ちっちゃいレゴのブロックだってちゃんとくっつけられる。左目が悪い、という実感がわかない。

だから、なんていうか、1日3時間のアイパッチをガンバル理由というか、目標みたいなのが、正直言って見えないのだ。

本やネットで色々調べたところ、一番困りそうだな、と思われるのは学校が始まってからの勉強だ。遠視が原因の弱視の子は、近い所を見るのが苦手だ。短い時間なら集中して見えるほうの目で見ることも出来るが、何しろ目が疲れやすいので、長時間集中して読書をしたりすることが出来ないらしい。そして「あきっぽい」という烙印を押される。

勉強の出来る子になって欲しいと思っているわけではないけれど、なるなるが例えば大学に進みたいと思った時に、「勉強したい」と思っても、思うように集中して出来ないということならばかわいそうだ。

あとは、就職時の身体測定でもひっかかるであろうということだ。もちろん、視力を問わない職種の方が断然多いだろうけど、視力が悪いということで、つけない職業があることは確かだ。(ここでいう視力とは裸眼視力ではなく矯正視力のことです。)そして、そういう職に就く権利を、始めから放棄しなければいけないというのはあんまりだ。

そして、使われない左目の代わりに酷使される右目の視力が低下したり、病気になりやすいという事実も不安だ。目が2つあるのにはちゃんと理由がある。片方があまり見えなくても、もう片方で見えるから大丈夫、というものではないのだ。

「弱視で放置しておいた結果は、幼小期ではなく、10年後、20年後に現れます。」
ある掲示板での先生の言葉だ。そしてそれは、放置しておいた親にではなく、子供自身に降りかかる不幸なのだ。「やりたい」と思ったことが「出来ない」ことほどつらいことはない。

今、なにも不便を感じないのは事実なんだけれど、将来的に弱視は不利だ。
という事実をキチっと頭に入れて、今出来る限りのことはしておかないと・・・。と、改めて思った。