3が日も明け、そろそろお雑煮にも飽きてきた今日、今年初めてのなるなるの診察があった。お正月気分でダラダラしていたら時間がなくなってしまい、メチャメチャあせっている時に限って、「お着替え、やだ!」とダダをこねるなるなるである。
早く!早く!とせかすほどかたくなになり、「いいかげんにしなさい!!」とドッカ〜〜ン!!!とカミナリを落とすと「ウエ〜〜〜ン!!ゲーするぅ!!!」と恐怖のゲーする攻撃を展開するなるなるなのであった・・・。(なるなるは大泣きすると必ずゲー!っと吐いてしまうのである。)
朝からゲーする攻撃にあって少々お疲れのしぇるであったが何とか予約時間には間に合った。今日はメガネをかけての初めての視力検査をすることになっている。初めにレフ値を測る。だいぶん慣れてきたけれど、それでもやはり左を測定する時には少々てこずる。「ここをのぞくんだよ、何が見えるかなー、おかあちゃんに教えてね」と言うのだけれど、「見えないのっ!」と言われると何と言っていいのかわからない。確かに、見えないものを見ろというのも無理な話だとは思いながら、「いいから、まっすぐ見ててごらん」と頭を台にくっつける。以前は力まかせにしても言うことを聞かなかったのだけれど、今では涙ぐみながらもジッと健気に検査を受けるなるなるだ。
さあ、そして問題の視力検査だ。
初めはメガネをかけずに裸眼視力を測定する。右目は順調に下から5番目辺りの1.0まで一気に進む。「すごいねえー!!」とまわりのおじいおばあの拍手を受けて、なるなるもごきげんだ。だけれど、さあ、左・・・となると、やはり一番上の0.1の指標が見えない。前回と同じく、大きく2と書いてある0.02の辺りから再スタートだ。一歩一歩、検査技師のにいにいが下がっていく。4までは「こっち!あっち!」とクリアするが、やはり6に下がるととたんにつまらない顔になり、「わかんな〜い」とプイっと横を向く。どうやら本当に0.04ぐらいしか見えてないようだ・・・という思いが強くなる。続けてメガネをかけての検査だ。メガネは2つあるので、まずは弱いほうからだ。やはり飽きてしまうので、途中でおやつ休憩をはさみながら視力検査をこなす。時間はかかったがなんとか無事に測定をすませる。残念だったのは、どうやらメガネをかけても0.04〜0.06あたりまでしか見えていない、ということだ。まあ、弱視というのはメガネをかけても視力が出ないことを言うのだから、今の段階では当然といえば当然なのかもしれない。
続けていつものように先生と面談する。視力が出るのには時間がかかるということ、視力を出すために1日3時間のアイパッチを必ず続けることなどの話を聞く。「石垣で同じように弱視治療を受けている子供というのはどれくらいいるのでしょうか」と先生に聞くと、石垣ではなるなるを含めて1、2人だということだった。「もちろん他で診てもらっている子供もいると思いますが、4万人の人口でこのくらいですからね、決して多いとは言えませんね。」と。それよりも親が見過ごして、小学校入学まで気づかないケースの方が多いので、なるなるのように3歳でわかったのは決して遅くはないのだ、だからよくなると信じてがんばって下さいね、と力強く励ましてくれた。そして最後に紹介状を書いてもらうことになった。
実は今度、ちょっとした事情で実家のある大阪にしばらく戻ることとなり、それなら一度大阪の病院でも診てもらおう、とおとうちゃんと決めたのだ。それで先生に簡単な事情を説明し、紹介状を書いてもらうことにしたのである。先生に病院の心当たりはあるのですか、と聞かれ、大阪市内のある眼科が弱視治療で有名だと聞いているのでそちらに診てもらうつもりだ、と伝える。
「会計で封をしてもらって下さいね」と看護婦さんに封筒を手渡される。見てもいいものなのかどうか分からなかったのだけれど、会計に出す前にこっそり中をのぞいてしまった。**眼科さま、と始まり、なるなるの通院の記録、検査値の記録、作ったメガネの処方内容などが丁寧に書かれてあった。これを持って、大阪に行くんだ・・・!!と気持ちが高ぶる。
少しでも、少しでも、視力がよくなりますように・・・
さあ、今度は大阪だ!!