なるなるにとっては3つめとなる眼鏡が出来たと連絡をもらったので、取りに行ってきた。ウキウキ、という足取りとは程遠く、あ〜あ、いよいよアレかあ、という気持ちで私はかなり憂鬱な気分だ。
ただし、なるなるは「にゅーぐらっしー!にゅーぐらっしー!」とうれしそうだ。というのも、新しい眼鏡にそなえて、2、3日前から「なるなる、新しい眼鏡が出来るんだねえ、いいなあ、うれしいねえ、かわいいねえ」と刷り込んでいたからだ。
これは、ある人からアドバイスを頂いたのだ。その人は私のハハとしての気持ちはよーくわかる、と前置きした上で、「それでもなるなるちゃんには、そのお母さんの気持ちを絶対に悟られないようにして下さい。子どもっていうのは、お母さんの気持ちにすごく敏感ですから、お母さんがイヤだと思ってるとかけてくれませんよ」と教えてくれた。
確かにこれは思い当たることがあった。前に眼鏡を注文しに行った時、なるなるは最後に眼鏡をあわそうと思ってもガンとしてかけてくれなかったのだ。「これ、イヤ。こっち、スキなの。」と、BeBeの眼鏡をかけたがった。私は内心、(やっぱりなるなるもイヤなんだよねえ)なんて思っていたのだけれど、どうもただ単に、私の気持ちが以心伝心、伝わっていただけのようだ。
それで洗脳作戦に出たわけだ。そしてこれは思いのほか成功した。何しろ、わたし自身も店で再び眼鏡と対面した時、「なんや、それほど悪くないやん」と思える程になってたくらいなんだから(笑)
なるなるも喜んで新しい眼鏡をかける。なるなるに合わせてテンプルの長さなどを微妙に調整し、それはピタッとおさまった。確かにこれだと、うしろにバンドなんかをしなくてもずれたりしない。ふーん、さすがによく出来たもんだ、と感心しきりだ。
ふと、鏡の中のなるなると目があって、私は本当に心からにっこり笑ってしまった。そこには、どんな眼鏡をかけててもやっぱり世界で一番カワイイなるなるがいたからだ。(私の親バカモードも順調だ)
この眼鏡とは、これから長い長いおつきあいになるんだろうなあ。なるなるの視力の発達を、しっかり助けてあげてね。