(2000.03.09)


なるなるは朝7時から、おとうちゃんが家に帰って来るまでアイパッチをすることにしている。アイパッチというのは目に貼る大きな絆創膏のようなもので、いいほうの目をこれで遮蔽して弱視の方の目だけを使って鍛える、というものだ。昼寝をはさむので大体8時間〜9時間といったところ。なるなるの起きてる時間の7割は片目ですごしてる、という計算だ。こうやって考えたら長い時間だなあ。

それだけ長い時間だから、「訓練」といっても、「さあ、今から訓練するよ!!」なんて特別なことをしているわけではない。ただ、「目で見て手を動かす」という作業、それも出来るだけ集中してやらなければいけないことを、1日少しの時間だけでも必ずさせるように気をつけてはいる。

目で見て手を動かすっていっても、大抵の遊びは全部そうだ。ミニカーをギュギュギュ〜ンと動かすのだって、見ながら動かすわけだし。だけれどそれが「集中して見ている」かと言われればそうではない、といえるだろう。ビデオを見せたりするのもいいと前は言われたけれど、集中して見はするけれど、手が連動していない。弱視というのは目から脳への神経が発達していない状態だから、なるべく多くの刺激を与えて未発達の部分を鍛えてやらなきゃいけないのだ。

先生や弱視に詳しい人達が必ず勧めるのが塗り絵だ。それも出来るだけ細かい部分の塗り分けを、と言われている。だけどなるなるはまだこの「細かい塗り分け」という作業が出来ない。気に入った色でとにかく塗りつぶす、ただそれだけという状態だ(ため息)。せっかくの塗り絵なのに、一面ピンク一色、といったページも・・・(笑)太陽は黄色で、空は青で、という色の指示は出来るだけしたくないので、色はともかく「この線からはみ出ないように塗るんだよ」と教えてあげるんだけど、やっぱり出来ない。仕方ないのでとりあえず私がクレヨンでアウトラインを描いてあげるようにしたら、そこからはみ出ないようにと気をつけて塗るようになって、ようやく塗り絵らしくなってきた。線をなぞってアウトラインを描くところから自分でやってくれたら一番いい訓練になるんだけど・・・まだムリなようだ。仕方がない。とりあえずはこのスタイルでいくかな。

あと、粘土。とにかくこねる。ひたすらこねる。そしておもちゃの包丁で切って粉々に・・・ま、これも「細かい作業」かな(笑)

今一番訓練になってるなーと思うのは英語のCD-ROMのゲームかな。アルファベットのシューティングやモグラタタキのようなゲームを1日30分ぐらい一緒にやってる。これは結構集中して目を使うし、連動して手を動かしてのマウス操作も必要だ。なるなるはあっという間に上達し、今では1人でパソコンを立ち上げてCD-ROMを入れ、ゲームが始まってから「おかあちゃーーん」と私を呼ぶようになった。1人でやらせるのは心情的にいやなので、ゲームをするときはいつも一緒だ。

「集中して見て、手を動かす。」他にどんなことが出来るだろう。何か思いつくことはありますか?思いついたらぜひ教えて下さいね。