2000.05.28

アイパッチを始めたのが一昨年の10月。かれこれ1年7ヶ月になる。最初0.04だった矯正視力も、ゆっくりながら着実に上がってきて、3月の検査では0.5まで上がっていた。なるなるのような左右差の大きいケースは上がりにくいと聞いていたし、実際ネットで知り合った他の弱視の子供達や、メールを下さった方々のどのケースよりも視力の上がりがう〜〜〜んと悪くて、比べるだけ無駄と知りつつ、実は落ち込むことがあったり。それでも足踏みしながらも少しずつ、少しずつ、なるなるなりに視力が上がってきたことを本当にうれしく思っている。(現在0.5に)

が、ここに来てどうも「中だるみ」のようなのだ。

眼鏡とアイパッチがあまりに日常になりすぎて、どうもその「重要性」の認識が、恥ずかしながら親子ともに薄らぎつつあったように思う。気が付いたら朝起きても眼鏡をかけずにゴロゴロしていることがあったり、汗をかいたといっては外し、眼鏡を片手でぷらんぷらんさせてウロウロしていることがあったり。

「メガネしなさい!!」と怒る回数が増えたと言うことは、それだけ外す回数が増えていたのだってことに、私はあまり気づいていなかった。

そして、事件が起こったのである。
お友達の家に遊びに行っていたなるなるが帰って来て、しばらくしたら「あ、メガネを忘れてきちゃった」なんてのたまうではないか!!なにぃ〜〜!!忘れてきただと〜!!ってことはお友達の家ではメガネをしてなかったってことなのかっ?!さすがの私も頭に血が上ってしまった。

「忘れてきたって、メガネしてなかったの?!」
「うん・・・」
「お友達の家ではいっつもメガネ外して遊んでるの?!」
「うん・・。」(正直者だ)

初めて知ったこの事実。なんと、私の目の届かないところではメガネを外して遊んでいたなんて!!

慌てて裏のお友達の家にメガネを取りに行き、お母さんに様子を聞く。お母さんもずっと見ていたワケではないからよくわからないけど、かけてる時もあったり、外してるときもあったり・・・って感じだったらしい。さすがに幼稚園のお母さん方全員に、「メガネを外したら注意してください」とお願いしてまわったりはしていなかったので、メガネを外すことがそれほど悪いことだとは誰も思わなかったのだろう。

家に帰って、キツ〜〜イお灸をすえる。

「なるなるは、メガネかけないってことは、もうこのメガネ、いらないんだね!!目が良くならなくていいんだね!!もう運転手さんにもなれないからね!!」(なるなるは電車の運転手さんになりたいのだ)
「うえ〜ん、いやだあ!!運転手さんになりたいよぉおー!」
「どうせ幼稚園でもメガネしてないんでしょう!!」
「してるよお、ずっとしてるよお!」
「もういい、おかあさん、よーくわかった!!メガネは捨てるからね!!!」

・・という言葉と同時に、メガネをゴミ箱に投げ入れた。

「いやだぁああーー!!すてないでぇぇぇ〜〜〜〜!!!びえええぇ〜〜〜〜〜〜ん!!」

泣き叫ぶなるなるの前に仁王立ち。そこにタイミング良くか悪くかおとうちゃんが帰ってくる。ただならぬ雰囲気の母子を前に、なすすべもないお父ちゃん。

本当は、メガネをそのまま捨てたことにしておいて、「なるなるはもう目がよくならないんだ!このままどんどん目が悪くなって、おかあちゃんの顔も見えなくなるんだ!!」と2〜3日しつこく言い続けてやるんだ!と思っていたのだが、さすがにそれは4歳の子供には辛いだろうと思い直して(というかちょっと冷静になって)、「ごっ、ひくっ、めえん、ひっく、な、さああいぃ〜〜」と泣きじゃくるなるなるにメガネを出してやる。

「なるなるはこれから、自分では絶対にメガネをとっちゃダメ!メガネをとっていいのはお風呂の時と寝るときだけ、あとはおかあちゃんかおとうちゃんしかメガネは取れないのだ!」という約束をさせた。でもこれって考えてみたら、一番最初にメガネを始めたときの約束事だ。本当にいつのまにか、親子ともにだらけてしまったいたんだなあ・・。

一番反省しなければいけないのは、実は私かもしれない。

その後幼稚園の先生に後で確認すると、幼稚園では本当に、メガネもパッチも外していないそうです。自分のことは棚に上げて先生には「外したら必ずきつ〜く注意してください」とお願いしてあったので、なるなるも外すに外せなかったのでしょうね(^ ^;)