2000.07.09

いよいよ入院が明後日にせまっている。
引きずっていた風邪も完治し、咳も鼻水もすっかり止まった。
先週からはなるべく長時間の外出も控え、外遊びは一度もしなかった。
ふっふっふ〜!完璧だ!!手術までこのまま体調を崩さず過ごさないよう、がんばるぞ〜!!

入院当日に慌てないようにと母にうながされ、入院時に必要なものをそろそろまとめはじめる。着替えなんかは当日の朝つめるにしても、う〜ん、やっぱり退院する時には頭からズボッと着るTシャツよりは、前開きのシャツの方がいいよね・・・パジャマも前開きのものを用意するようにって書いてあるし。なんてことを言いつつも、家でダラダラしている私にあきれてか、母が前開きのシャツを2枚、買ってきてくれた。(助かった!)

当日必要な書類も書き込みを済ませる。
誓約書に、身元引受書、手術承諾書、そして全身麻酔の事前調査書。
何気なく調査書の2枚目をめくって、固まってしまった。

「手術を延期したり、中止したりしなければならない時のこと」と題されたその紙には、風邪がひどくなった時であるとか高熱があるとか、そういったごく普通のことがずらずらと書いてあったのだが、その下の方に、「麻酔開始後に悪性高熱が発症した時」とあり、「悪性高熱とは、麻酔症例15,000回に一回ぐらい発症するという合併症。死亡率が著しく高い(60%以上)」などと、実になんでもないことのように、さら〜〜っと書いてあるではないか。

なぬー!!い、15,000分の1って、結構な確率じゃないの?
確か、麻疹の予防接種の副作用の割合でさえ、100万分の1ぐらいだったんじゃないかったっけ・・。

全身麻酔は恐い。なんとなくそう思ってはいたけれど、こうして具体的に示されると、なんだかホントに恐い。こういうのは、調べ出すとどんどんドツボにはまっていくのが目に見えているので、あえてネットで検索しないことにする。直前になって不安になるのは避けたい・・・

手術を前に、全く不安がないといえばウソになる。
私は先生を信頼しているし、先生ともよく意思疎通が出来ている方だと思う。なので治療方針には何の疑問もないし、手術をするということ自体には何の迷いもない。ただ、やはり手術というのが一体何なのか、何の理解もできないなるなるの代わりに、母である私が全てを決めてしまう事にはものすごい責任を感じてしまう。痛い思いをするのは私じゃないし、万が一、それこそ15,000分の1、何かが起こったとしても、そのリスクを負うのは私ではなく、なるなるなのだ。

きっと、世の中の「お母さん達」はみんな、私の気持ちをわかってくれるだろうなあ。

ほんの、30分で済む手術。生きるか死ぬか、命をかけるような大手術ではない。でも、だから、何だって言うの?代われるものなら代わってあげたい。風邪で熱が出て泣いてるだけでも、みんなそう思うもんなんじゃない?


初めて子供に予防接種を受けさせた時、小さな腕に針がささるのを見た時、なんだかものすごくドキドキしませんでしたか?今の私の気持ちは、その時に似ている。子供に自分の判断で、苦しい思いをさせるのは、なんだかものすごく辛い。それが、愛する我が子のためにと、自分で下した最善の決断だとわかっていても。



みんなにもらったお守り、大切に持っていきます。
ありがとう。