2000.07.28
今日から久々の分院だ。
10駅さきから1駅先へ。時間も10分の1に短縮!(笑)朝9時から診察開始に合わせて家を出たのは8時50分。ああ、楽ちん〜!
が、分院はすでに廊下に人が溢れていた・・・。しまった、そうだ、夏休みだったんだ。大きな封筒を抱えた親子連れもちらほら・・あれはきっと、レントゲンだ。子供はみんな、小学生ぐらい。夏休みに合わせて手術の予約をいれていたのだろう。
待ち時間が長そうだな〜と思い、なるなるを残してトイレに行っていたスキに、検査が始まっていた。慌てて中に入り、「すいません、あの、トイレに・・」と看護婦さんに声をかけると、「なるなるくん、大きな声で、ちゃんと『ハイ!!』って返事して入ってきましたよ〜」と教えてもらう。へえ、ちゃんと返事して、一人で入っていったんだ・・エライ、エライ!!視力検査は途中まで進んでいたが、左目はやはりかなり大きいところでつまずいている。チラっとカルテをのぞくと、0.3・・・。う〜ん、やっぱり、パッチやってないからなあ・・。気になったのは、右もヤヤ落ちてるようだったことだ。どうも、1.0は見えなかったようだ。でもまあ、体調にもよるだろうし、気にしない、気にしない・・(と自分に言い聞かせる(苦笑))
続いて立体視の検査をした。白黒の、なんだかよくわからない模様を、特殊な眼鏡をかけさせて見せている。「四角の中のLと、丸の中のRと、どっちが見える〜?」とか聞いていた。なるなるは、「しかく。」とだけ答えていた。見てるとむずむずしてきて、私にもその眼鏡をかけてどんな風に見えるのかやらせて下さいー!!と喉まで出るかかっていたのだけれど、今日のあまりの混みように、いつもほど図々しくなれない私であった。
手術の日以来、初めて院長先生とご対面。
先生はカルテを片手に思案顔だ。
「斜視はだいぶん軽くなってますね。あと少し残った斜視を、どうしようかな、プリズムを入れるかどうか・・」。手術の後、プリズムを使うかもしれないからとっておくように、と言われていたのを思い出した。
内斜視は、緩めに矯正する。
だから、手術の後、またプリズムを使うかもしれない。
確か、その時、そうおっしゃっていた・・。事前にそう聞いていたので、斜視が残っていることに驚きはしなかったが、やっぱりキレイさっぱりなくなっていないことにガッカリはしたのは確かだし、第一どうして斜視をわざと残すなんてことをするのか、理由を聞いていなかったのに気がついた。先生にお聞きしようと思ったのだが、「どうして斜視を残すんですか」なんて聞くと、なんだか手術結果に不満を持っていると思われてしまう気がして言葉を探しているうち、話が今後の治療日程に移ってしまったのでとうとう聞き損ねてしまった。しかたないので、家に帰ってからネットでいろいろ調べることにした。(やっぱりネットは便利である)
斜視の調整は、ホントに微妙で難しいようだ。だけど内斜視は、調べた限り、やはり先生がおっしゃっていた通り、若干斜視が残るくらいに「緩めに」矯正するのが普通のようだった。
調べたところ、
・子供はまだ成長段階にあり、頭蓋骨もまだ成長途中である。骨格の成長とともに、眼窩(眼球の入っている穴)も外向けに広がっていくため、目も自然と外を向いていき、内斜視も緩和されることが多い。
・目を内に寄せる内直筋(なるなるはこれを後転させた)は、年齢とともにその力が弱くなっていくため、内斜視から正位、場合によっては外斜視にまで移行する可能性もある。(ちなみに同じ理由で年齢とともに近くを見る力がなくなってしまっておこるのが老眼です)
というのが、主だった理由のようだった。
そのため内斜視は若干斜視が残るぐらいに弱めな矯正をし、複数回の手術を視野に入れながら、微調整を進める。
うーん、と思わずパソコンの前でうなってしまった。なるほど、奥が深い・・・。骨格の成長や筋肉の器質的条件を考慮して、「わざと」斜視を「残す」なんて。事前に「残る」と聞いていた私でさえ、「実際斜視が残っている」という事実にそれなりにガッカリしてしまったのに、何も知らなければ、「どうして手術をしたのに斜視が残ってるの?」「これって手術が失敗したんじゃないの?」って思うご両親も多いんじゃないだろうか・・・?
結局プリズムを入れるかどうかは、まだ目の位置が安定していないので決めかねるということもあり、次回に持ち越し。アイパッチはとりあえず1日3時間で再びスタート。2週間後、もう一度診ていただいて、とりあえずしばらく石垣に戻れることになった。
お礼を言って帰ろうとすると、先生がふと思い出したように、「残っている斜視は、様子を見ながら、いずれまた調整をしますから・・すぐではないですけどね。」とおっしゃった。あ〜あ、やっぱり手術は、一度で済まないんだなぁ・・・。やっと手術が終わってホッとしている時に、もう次の手術の話だ。・・・二度とこの本院の門をくぐらなくていいように・・なんて書いたのは、つい先日のことなのに、あ〜あ、やっぱり、いずれまたくぐる事になりそうだ。現実は、キビシ〜〜!!
いつだったか先生が、「斜視の手術は、視力・両眼視など、視機能回復のためのプロセスの1つであって、最終治療ではない」とおっしゃってたのを思い出す。プロセスの一つであって、最終治療ではない、か・・。確かに、その通りだな。
次の手術はいつ頃だろう。全身麻酔の頃なのか、局部麻酔の頃なのか・・。
なるなるの闘いは、まだまだ先が長そうだ。