交流会から3日。
今年最後の検診に出かけた。大阪の眼科に通い始めて丸3年。検査のために大阪に帰るのもこれで通算10回目。
その間、遠見0.5〜0.6で停滞すること1年以上。
だけど前回近見がとうとう0.9まで上がり、「視力は近見から上がる。近見が出たのだから、遠見も必ず」と先生に励まされ、そしてその遠見も乱視を足してみたら前回いきなり0.9が出たのが前回7月の検査。それが果たしてまぐれかどうか判断出来ず、ただとにかくこの夏が正念場!ということで、片時も眼鏡を外さないように、そしてそのためにも海やプールでは必ずゴーグルを装着するよう指示されて、15000円というとんでもない値段のゴーグルを手に石垣に戻ってから、早5ヵ月。
激混みの病院で、なるなるの検査の様子を壁に張りついてじーーっと観察。
見えてるのか?見えてないのか?
なるなるがちょっと考えるように首をかしげただけでドキドキしてしまう。
そして・・・
とうとう、とうとう、近見、遠見ともに、1.0が出た!!
診察室で先生から、1.0が出たと聞かされたとき、思わず「やったー!!」と叫んでしまった。私のあまりの喜びように、先生は、「お母さん、ようやく宿題が1つ片付きましたなー。でも宿題はあと2つ残ってるんですよ。」とあきれたようにおっしゃった。
そう、矯正視力が出る、両眼視が出来る、そして斜視が無くなる。
この3つをクリアするのが最終目標。
ずっと先生にそう言われてきた。
先生、よ〜〜〜く分かってるよ。
分かっちゃいるけど、視力1.0は、弱視の子供を持つ親なら、誰でも一番目標としている数字なんだもの、飛び上がるほどうれしいんだよぉぉぉ〜〜〜〜っ!本当に!!
そしてさらに、なんといきなりアイパッチを外してみようとおっしゃるではないかっ!今でも毎日4〜5時間のパッチ生活をしていたのに、いきなり全くしなくてよくなるなんて?!
「時間を減らすのじゃなくって、いきなり外すんですか?!」と驚く私に、「もちろん次回下がったら、復活することはありえます。でもこの子は斜視があるし、両眼視がほとんど出来ていない。アイパッチは両眼視にはマイナスですから、視力が出た以上アイパッチは全くしないほうがいい」、と先生。
確かになるなるはまだ、近くを見る時には内斜視がひどくなる。
15度のプリズムレンズを貼っているが、近くを見るときにはそれでは間に合わない状態だ。そのせいか今回の両眼視の検査もやっぱりほとんど出来なかったらしい。そして今回、初めて次回の手術について言及された。今は手術をしても寄りの戻りが激しいので、小学校高学年ぐらいになるまで様子を見て、2回目の手術は10歳を過ぎたころに考えましょうとのこと。それまでの間、プリズムの度を上げて斜視を減らすのか、眼鏡の度を上げるのか、先生と訓練士のお姉さんは長時間悩んでおられ、何度も検査を繰り返したが、結局は前回のお話し通り、近見用の眼鏡を作成することになった。近くを見る時には、遠くを見るときよりもさらに3Dの調節力が必要なので、それを足してやった近見用の眼鏡を作るのだそうだ。
先生に「あいぱっちくらぶ交流会」のレポートをお渡しし、あまりのはしゃぎ様にあきれ顔の先生を後に、眼鏡の処方箋を手にして病院を出る。交流会で親しくなった、ぺーちゃんママと一緒にそのままランチ。視力が1.0出たこと、アイパッチをしなくてよくなったことなどを興奮して話す私を見て、まるで自分のことのように一緒に喜んでくれて、あ〜交流会をしてよかった、今日、この場にぺーちゃんママがいてくれて本当によかった、としみじみ感じた。このうれしさを一番分かってくれるのは、やっぱり弱視の子供を持つママだから。
眼鏡を新調しに眼鏡屋さんに向かう足取りも、いつもよりずっと軽やか。眼鏡は2つ、合計7万円。こちらも軽やかにサイフから消えていったけれど、視力が上がったプレゼントを買ってあげた気分でそれすらうれしい!
次回は3月。
今度視力が落ちていなければ、アイパッチは本当に卒業だろう。
交流会に視力1.0にアイパッチ外しのお試し開始。
何もかもいいことづくめだった今回の大阪滞在。次の交流会では、なるなるに卒業証書をもらえるよう、このまま視力が安定してくれることを心から願っている。