2001.12.04それは、わたしがもうあんまりうれしくない歳になった誕生日の翌日のことだった。
いつものようにメールを受信して開くと、「アイパッチ試作」の文字が目に飛び込んできた。とっさには、何のメールだかさっぱりわからなかった。それくらい、布パッチの商品化の話は、すっかり忘れてしまっていた。去年商品化の話が持ち上がってから、川本産業さんから簡単な報告らしき、ごくごく短いメールが1通来て、そして2月に検診に帰った時に、一番最初の試作品となった布パッチを先生に見せて頂いたのだけれど、それ以来検診に行ってもその話は出なかったし、私も何となく聞くことがためらわれて、そのままになってしまっていた。
何となく実際に商品にするのは難しいような気がしたし、川本産業さんのような大企業が、とても儲かるとは思えないこの市場の狭い布パッチに本気で取り組んでくれるものなのかと疑問に思ったりしていたこともある。
先月検診に帰った時も、先生からこのお話しは一切なかった。私は、すっかりそのことを忘れてすらいたのだった。なのに、突然、「試作品を送りたいので住所を教えて欲しい」とメールが届いたのだった。
ちゃんと、商品化に向かってがんばっていてくれたのだ、というのは新鮮な驚きで、実はちょっと感動してしまった。送られてきた試作品は、私が作っているアイパッチと全くといっていいくらい同じ大きさ・形をしていて、それはそれでまた驚きだった。2月に見せていただいた最初の試作品も同じようなもので、でもそれは機能を調べたりするためにとりあえず作ったという感じだったので、実際に製品になるものは不織布を使ったりして、ある程度違った物になるのだろうと想像していたからだ。
けど、さすがに縫製もしっかりしていて、アイパッチに張りがあって「型くずれしまへんで!」という主張が感じられる(笑)私もなるべく固めになるよう、接着芯を3枚ぐらい重ねて貼っているけど、それでもこれほどしっかりはしていない。これで大量生産出来るのかと心配に思うのだけれど、一応大量生産仕様らしいので、大丈夫なんだそうだ。
心配していたアップリケは、ついていなかった。キャラクターを使うと商標にからんでむずかしいらしく、飾りは無しで生産することになるようだった。アップリケをつけると右用・左用と分けて販売しなければならなくなるし、どうせなら子供が好きなキャラクターのアップリケをつけてあげた方が喜ぶだろうから、変なオリジナルアップリケをつけるくらいなら、最初から無地のままの方が良いと私も思う。
試作品を手にして、商品化への実感がジワジワわいてきた。
いくらぐらいになるのだろう?どんな商品名になるのだろう?
来年中には商品になるのだろうか?ああ、楽しみだ!